電力の購入先変更を検討する人が8割に、電気の質に不安も

「電気の質が変わらない」ことを7割は知らず
電力の小売自由化について具体的な内容で尋ねた結果を見ると、特に安定供給に
関して理解が得られていないことがわかる。
全体の7割強の人が「使用 する電力会社を切り替えても、停電の頻度や電気の質は
変わらないこと」を知らないと回答した。
それも当然で、発電・送配電・小売の仕組みは一般の人には理解しにくい。

2016年1月には切り替えの事前申し込みが始まる。それまでに電力会社を含めて
多くの小売電気事業者が料金メニューを発表する予定だ。ただし4月1日の自由化後
すぐに変更したい人は5.9%に過ぎず、前向きに検討する人たちでも当初は様子を
見ることになる。1年以内に変更する意向がある割合は合 計で35.9%である。

[引用元:スマートジャパン 動き出す電力システム改革]

電気がどこから来ているのか理解しにくい為、契約する電力会社によって品質にバラつきが
あると思いがちですが、送電線に流れている電気は一定の基準で発電されているため、
基本的に悪い品質の電気は流れていない事になっています。

また、万が一、契約した電力会社から電力が供給されなくなる事態が起きた場合、既存の
電力会社などから電気が供給される仕組みが出来上がっていますから、よほどの事が
ない限り、現状の送電線を利用していれば停電する心配はありません。

こういった理由から、電力の購入先を変更する判断は料金の安さだけでも特に問題はなく
あえて言うなら企業として経営が安定していて、自社の発電所を持って電気の調達が
安定している小売電気事業者であれば心配は少ないでしょう。

12月現在、700社を超える事業者が新電力(PPS)として届け出をしていますが、
その中で電力の供給実績があるのは100社程度からさほど増えていないのが現状です。
全ての新電力が全国対応を行っている訳ではなく、多くが関東や関西などの需要家が
多い地域や、県単位などの狭い地域への電力供給にとどまっているのが現状です。

電力システム改革の検証: 開かれた議論と国民の選択のために