工場や倉庫内の照明のLED化が加速する兆しを見せている。省エネや長寿命、制御
可能などLED照明の利点も大きな要因だが、市場を大きく動かしそうなのが2013年に
成立した「水銀条約」である。

「水銀条約」は正式名称を「水銀に関する水俣条約」という。2013年に採択された。
同条約では、水銀を含む製品の製造や輸出入を2020年までに原則禁止するとされている。
日本政府も水銀による環境の汚染の防止に関する法案を2015年3月10日に閣議決定した。
2020年に、水銀の含有量などを十分に抑えていない蛍光灯などの製造、輸出入も原則
禁止となる。

この「製造・輸出入が禁止される水銀添加製品」の1つとされているのが、高圧水銀
(蒸気)放電ランプ(HPMV)である。高圧水銀ランプは、広場や公園、商店街などの
照明、道路照明、スポーツ施設照明、工場照明、ライトアップなど高照度が必要な場所に
広く使用されている。

[引用元:スマートジャパン 「水銀条約」で置き換えが加速する水銀灯~]

水銀を使った照明として代表的なのは、高照度を必要とする場所で使われる水銀灯です。
体育館やガソリンスタンド、倉庫などで使われているのがよく見られ、一般的に高天井の場所の
照明として使われている例が多く、工事に手間がかかるのでLED照明化が進んでいない分野です。

以前、補助金を使ってガソリンスタンドのキャノピー灯をLED照明に交換した事がありますが、
LEDは指向性が割と強く、思ったより光が拡散せず明暗の差がはっきりしてしまい、お客様の
イメージに合わず、せっかく省エネにはなるものの不評だった苦い経験があります。

LEDのせいばかりではなく、キャノピーの高さが足りず、想定していた範囲に光が広がらなかった
のも理由のひとつとしてあり、数が少ない照明で照度を確保することの難しさを痛感しました。

しかし、最近では水銀灯置き換えのLED照明は改良が進んで価格も下がっており、お客様が望む
イメージに明るさも価格も近づけることがだいぶ出来るようになりました。

今後、水銀を使っている照明(水銀灯、蛍光灯、コンパクト蛍光灯など)は、2020年をめどに
入れ替えが進むものと予想され、照明メーカーや省エネ提案を行う企業にとっては、ここ数年は
大きな商機になることは間違いないようで、今後、新たな面白い商品が発売されるでしょう。

お客様にとって理想の照明であれば、こころよく受け入れてもらえて急速に普及が進みそうです。

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