小売電気事業者が顧客を獲得するためには、電気料金の見積もりを迅速かつ的確に実施する
ことが重要である。収益にも影響を与えるため、適切な業務 フローとシステムの整備が欠
かせない。企業を相手にする高圧の小売では精緻な見積もりが必要だが、家庭を対象にした
低圧の場合には簡易的な方法でコストを 抑えることも検討したい。

電気料金の見積もり業務は、金額が大きい高圧の事業では収益に与える影響も大きい。
高圧の小売事業では最も重要な業務と言える。顧客に提案する前に慎重にシミュレーション
する必要がある。高圧の需要家を対象にした見積もり作成の業務フローは次のような手順が
標準的である。

まず需要家の過去1年分の使用情報を入手して、その顧客の同業他社の実績データがあれば
参照しながら、1年間の需要のロードカーブを策定する。
曜日の補正や最大電力値の補正をかけた後に、電源コストを割り当てて収益をシミュレー
ションしたうえで、見積書を作成する流れとなる。もちろん見積書の作成と同時に採算計
算を行い、社内の承認処理を得てから顧客に提示することになる。

家庭向けの低圧の場合でも、需要家に対する訴求点を明確にするうえで、見積もり業務は必
要である。ただしWEBサイトにサンプルの費用を掲載する、あるいは月間の使用量を入力す
るだけで簡易的に年間の費用を比較できるようにする、などの方式をとる事業者が多い。
外部の料金比較サイトと連携して済ませる動きもある。

低圧の見積もり業務は受付方式が対面なのか、WEBやコールセンターを使うのか、によって
異なる。それぞれ簡易的な見積もりで済ませることも可能であり、事業者の方針で対応方法
が大きく違ってくる。

顧客管理
小売電気事業者に求められる顧客管理業務。SW:スイッチング、FIT:固定価格買取制度

[引用元:スマートジャパン 電気料金の見積もりが成否を分ける、高圧と低圧で~]

YCSでは、高圧案件の見積もりの際は、過去1年分の電力データを顧客から入手するか、
顧客から委任状を頂いて電力会社から詳細資料を入手するかのどちらかで試算を行っています。

有効電力を含め、出来るだけ詳しい資料があれば、より正確な見積もりが出来るためです。
ただ、見積もりのスピーアップも重要ですから、電力会社からの資料を待っている期間は無駄
になってしまうので、需要家が保管しているデータを早く入手することが理想です。

4月から自由化になった低圧では、東北ではまだ参入事業者が少なく、十分な比較が出来てい
る訳ではありません。基本料金が安い事業者もいれば、電力量単価が安い事業者もいて、
どういった基準で選ぶかの判断材料として、数社の見積もりがあった方が良いでしょう。
また、支払い方法もクレジット決済や口座振替えなどの選択肢があり迷ってしまいます。

YCSでは、低圧の場合は直近の検針票1枚あれば即日で見積もり出来ますし、年間の試算が
希望であれば過去1年分の検針票で見積もりをすることが出来ます。

数社の見積もりを顧客に提示し、どの条件が最善であるか説明をしたうえで切り替えを勧めて
おり、納得したうえで事業者の切り替えを行います。

記事では、見積もりや切り替え手続きにかかるコストを抑えるために、Webでの申し込みで
完結させているケースもありますが、YCSでは、最終的に対面でメリットやデメリットを
説明し手続きを行っている為、かかるコストよりも、顧客が理解する事を重視しています。

電気の選び方-わが家の電力自由化ガイドブック-