電気料金といえば、一般的に以下の計算式で出せます。

電気料金=基本料金+電力量料金(電力量単価×電力使用量)

※東北電力 業務用電力(高圧)の参考金額
・基本料金 1kWあたり 1,630円80銭
・電力量料金 1kWhあたり 夏季 16円51銭、その他季15円34銭

しかし、この計算方法だと、他と比べて高いか安いかがはっきりわかりません。
でも、計算方法を少し変えるだけで、電気料金が高いか安いかわかり易くなります。

電気料金を比較する際の計算式は、

電気料金単価=電気料金(基本料金+電力量料金)÷電力使用量

基本料金を含めた電気料金を電力使用量で割ると、負荷率も考慮した単価を算出
出来るので、他と比べて高いのか安いのかを判断できるようになります。

※負荷率が高い・・・電力使用量が一日を通して平均的で、電力のピーク時と使って
いない時の差が少ない、工場、ホテル、病院、24時間営業のお店などです

※負荷率が低い・・・電力使用量のピークと使用していない時間帯がはっきりしていて、
電力の使い方にメリハリがある事務所ビル、学校、スキー場、スポーツ施設などです。

実例をもとに計算してみると、

①焼肉店
・電気料金 3,670,735円(年額)
・基本料金 68kW 1,131,123円(年額)
・電力量料金 171,243kWh 2,539,612円(年額)

3,670,735円÷171,243kWh=21.435円(1kWhあたり)
電気料金(基本料金+電力量料金)÷電力使用量=電気料金単価)
1kWhあたり、およそ21.435円となりました。

これを目安にして他の業種で計算してみます。

②葬祭ホール
・電気料金 1,706,836円(年額)
・基本料金 53kW 881,640円(年額)
・電力量料金 52,926kWh 825,226円(年額)

1,706,836円÷52,926kWh=32.249円(1kWhあたり)
(電気料金(基本料金+電力量料金)÷電力使用量=電気料金単価)
1kWhあたり、およそ32.249円となりました。

①の焼肉店は電気の使用時間が長いので、負荷率は高めです。
②の葬祭ホールは電気の使用時間が短いので、負荷率は低めです。

ここでわかる事は、負荷率が高いと電気料金の単価は安く、負荷率が低いと
単価は高くなるので、負荷率が低い需要家は損をしている?とも言えます。

新電力がターゲットとしているのは、負荷率が低く単価が高い需要家です。
もともと高い電気料金を払っている需要家ですから、値引き幅に余裕があるので、
値引きも十分に出来、更に新電力側の利益も確保できるというメリットがあります。

これだけ多くの新電力が市場に参入している状況で、各社生き残りに必死です。

1件あたりで儲けが多い需要家の獲得を狙って、魅力的な顧客を奪い合っている状況で、
契約容量が小さく、負荷率が高い需要家の申し込みが断られるケースが増えています。

新電力は企業ですから、利益が最優先であっても異論はありませんが、
せっかく電力自由化になっている訳ですから、わずかな値引きでも切り替えを
引き受けてくれる新電力が増えてくれるといいですね。

ウチの会社 電気売るんだってよ