保管宅配クリーニングはクリーニング店に行く時間も短縮できて、家の収納スペースも広く確保できるとっても便利なサービス。
でも、お店の人と実際に会うことがないので、トラブルが起きたときにどうすれば良いの?と不安もありますよね。
この記事では、
- 保管宅配クリーニングでの不安点や実際のトラブル事例
- トラブルが起きた時の対処法
についてまとめていきます。
保管宅配クリーニングのトラブル事例は?
宅配クリーニングで実際に起きているトラブルには以下のようなものがあります。
保管宅配クリーニングトラブル事例
- 納期を過ぎても洋服が届かない
- シミが落ちていない・変色している
- 取扱い不可でクリーニングしてもらえなかった
- 料金が思っていた額より高い
- 洋服が紛失してしまった
実際のトラブル事例を詳しく見ていきます!
納期を過ぎても洋服が届かない
宅配クリーニングのトラブルで多いのが、「納期を過ぎても洋服が届かない」というもの。
季節の変わり目などの繁忙期では特に、納期が遅れてしまうお店が出てくるようです。
実際の口コミ
もともと納期は11月っていうのを了承してだしましたが、11月に入ってから”注文が多すぎて追いつかない、1月になりそう、待てないならキャンセルしてくれ”というメールが届きました。
保管サービスを利用する場合は、洋服を使いたい時期に合わせて受け取り日を指定しますよね。
使いたい時期に洋服が届かないとすごく困ります。
あらかじめ受け取り日を早めに設定しておくという対策もできますが、納期をきちんと守る業者を選ぶということが重要です。
シミが落ちていない・変色している
「シミ抜きをお願いしたのに落ちていない」「クリーニング後に変色してしまっていた」というトラブルもあります。
実際の口コミ
追加料金支払った数点は「シミ抜きできません」の紙が付いて返ってきた。
「じゃあその料金どうなるの?」って感じだが、
それに対しての対応なども一切記載されておらず。。
実際の口コミ
先日クリーニングから戻ってきた黒いダウンコートを見たところ、今までの仕上がりと違って数ヶ所白っぽくなっており、汚れが落ちていないか、又は生地の表面が剥がれて白くなってしまっているような状態でした
その他、洋服についているボタンが取れてしまったり、洋服の一部が破れていたというトラブルもあります。
取扱い不可でクリーニングしてもらえなかった
クリーニングできる洋服の条件は、業者によって違ってきます。
実際にクリーニングに出してみたら、取扱い不可と判断されてクリーニングしてもらえなかったというトラブルもあります。
実際の口コミ
いざ洋服を出してみると、「弊社では取り扱い外となっています」というメールを一方的に送ってこられました。
取扱い不可の洋服について、事前にしっかりと確認しておくことが大切です。
取扱いできない洋服を出してしまった場合、その洋服だけを先に返送してもらえる場合とクリーニング後の洋服と一緒に返送になる場合があります。
料金が思っていた額より高い
料金が思っていたより高くなったというトラブルもあります。
実際の口コミ
ワンピースのクリーニングを依頼したつもりが、パーティードレスだと判断され、5倍以上の金額の請求をしてきた。キャンセルを申し出ても応じない。
まずは注文前に、取扱い可能な洋服の条件をよく確認しておきましょう。
装飾品が多い洋服や本革の洋服など不安なものは、直接問い合わせして確認しておくと安心です。
洋服が紛失してしまった
稀なケースではありますが、洋服を紛失してしまうという事例もありました。
とある宅配クリーニング会社、クリーニングに出した洋服が紛失しても(戻らないので問い合わせしても)無くしたとも認めずで保障なかった。とてもびっくりしてる。
— ちくわぶ (@yakizakana_) July 29, 2017
宅配クリーニングでコート紛失された件、結局見つからずに定価で補償してもらうことになった。今年の3月に買ったばかりだったので、同じものを買うことにした。
— 片山義久 (@eclipse0106) October 21, 2012
洋服の紛失は、店舗型のクリーニングでも起きているトラブルです。
宅配クリーニングでは縮み・変色・しみのトラブルが多い
宅配クリーニングのトラブルについていろいろ調べてみたところ、洋服の縮み・変色・シミのトラブルが多いことが分かりました。
クリーニング前にはなかったシミができていたり、変色や縮みが起きてしまうと最悪の場合、洋服を着ることができなくなってしまいます。
業者によっては取扱表示の確認をしっかりしてくれないところもあるので、信頼できる業者を選ぶことが重要です。
高級ダウンジャケットのクリーニングトラブルも多い(モンクレールなど)
宅配クリーニングでは、ダウンジャケットのトラブルも多く起きています。
実際の口コミ
昨年末に買ったボリュームのあるファーが付いたコートのファーが傷んでぺちゃんこに。
実際の口コミ
購入1年目のカナダグースをクリーニングに出しました。
白っぽい汚れ、内側の生地が傷みダウンの毛は飛び出てきたりして、再度やり直してもらう事になりました。
ダウンジャケットの中でも、モンクレールやカナダグースなどの高級ダウンを出す場合は業者を慎重に選ぶ必要があります。
トラブルが起きた時の対処法は?弁償してもらえるの?
クリーニングから洋服が返ってきたらすぐに状態を確認するようにしましょう。
もしも予期せぬトラブルが起きていたら、以下の手順で対処するのがおすすめです。
1.まずは公式ホームページを確認
まずは公式ホームページで規約やトラブル時の窓口などについて確認してみましょう。
再仕上げを無料でしてくれる業者もあります。
頼んでいたシミが取れていない、思っていた仕上がり違うというような場合は再度クリーニングしてもらうことで改善される場合があります。
2.なるべく早めにお店に連絡する
ホームページで規約やお問い合わせ窓口を確認したら、なるべく早めにお店に連絡するようにしましょう。
電話の方がしっかりと状況を使えやすいので電話窓口がある場合はそちらを利用するのが良いですね。
- トラブルの内容
- やり直し・補償などどうしてもらいたいのか
をしっかりと伝えるようにしましょう。
3.トラブルの原因があやふやな場合は鑑定サービスを利用できる
「お店側にトラブル対応をきちんとしてもらえない」「トラブルの原因がはっきりとわからない」
そんな場合は、綜合研究所で行っている鑑定サービスを利用することもできます。
科学的に分析して原因を突き止めてもらうことができます。
4.解決しない場合は消費者センターに相談を
どうしても解決しない場合は、住んでいる地域の消費者センターに相談してみましょう。
国民生活センターに設置されている「ADR(裁判外紛争解決)機関」を利用することもできます。
保管クリーニングの不安点・注意点
その他、保管クリーニングを利用するときにはどのような点に注意した方が良いのか?
実際に私が利用前に不安に思っていたことをまとめます。
保管クリーニング選びの不安点・注意点
- 保管環境はきちんとしているか
- クリーニングの時期はいつなのか
保管環境はきちんとしているか
保管クリーニングでは一定期間洋服を保管してもらうことになります。
よって、保管環境がきちんと整っているお店を選ぶのが重要になってきます。
例えば集荷バッグにぱんぱんに詰まった状態で湿気のある場所に放置されていたら・・
カビや虫食いの原因になってしまいますよね。
どのような場所にどのような状態で保管されるのかがきちんとわかるお店を選ぶようにしましょう。
クリーニングの時期はいつなのか
保管クリーニングの場合、クリーニングしてもらえる時期はいつなのかも気になりますよね。
多くの業者では洋服を保管した後、受け取り日近くにクリーニングして発送するという流れになるようです。
私は初めて保管クリーニングを利用する際、リコーベにクリーニング時期について質問したことがあります。
悪質な保管環境でなければ、「クリーニング後に保管」であっても「保管後にクリーニング」であっても洋服にとっては問題ありません。
とのことでした。
リコーベでは、空調がしっかり整った専門倉庫業者で保管してもらうことができます。
また、リネット保管では、アパレル水準の温度・湿度設定の環境でハンガーにかけて保管すると明記されています。
保管環境がしっかりと確認できて信頼できるお店を選ぶのがトラブルを防ぐカギになります。
まとめ:保管宅配クリーニングは業者選びでトラブルを防げる
クリーニングでは仕上がりに関するトラブルが起きることも少なくありません。
もしもトラブルが起きてしまった場合は、お店にしっかりと状況と要望を伝えるようにしましょう。
宅配保管クリーニングでは、保管環境がきちんとしていて信頼できるお店を選ぶことも重要になってきます。
公式サイトや口コミから信頼できるお店を選び、トラブル時の対応窓口や賠償内容などを確認したうえで申し込むようにしましょう。