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港の混雑やコンテナ船のスケジュールは改善されたが…貨物量の減少で景気後退の可能性高まる|レポート分析

12月 28, 2022

港の混雑やコンテナ船のスケジュールは改善されたが…貨物量の減少で景気後退の可能性高まる|レポート分析

2022年12月1日、調査会社シーインテリジェンス(Sea‑Intelligence)が公開したレポートで、コンテナ船の運行スケジュールが定刻通りになりつつあると報告されました。

2019年の新型コロナウイルス感染症拡大により、海上輸送コンテナの運賃が高騰したり、船が入港できずに順番待ちをしたりと、海運業界は大きな影響を受けました。しかし、その影響が徐々に収まりつつあることがレポートから伺えます。

しかし、市況が悪くなりつつあります。上海コンテナ運賃指数(SCFI)は1171.36ポイントに急落。また、全米小売業協会(NRF)は、今後の貨物量は大幅に減ると予想を発表しました。

新型コロナウイルス感染症の影響が収まった頃には、世界的に不景気になっている可能性があります。

コンテナ船の定時到着遵守率は改善傾向

12月1日に、コンテナ輸送のデータ分析を専門にしている調査会社シーインテリジェンス(Sea‑Intelligence)よりGLPレポート(グローバル・ライナー・パフォーマンス)が発表されました。

シーインテリジェンス社は、世界60以上の運送業者、主要な34航路を対象に調査を行っています。

今回のレポートのなかで、主要な海運会社のコンテナ船が予定通りに港に到着する定時到着遵守率(Schedule reliability)の数値が改善されたと報告しています。

具体的な数値をあげると、2022年10月の定時到着遵守率は52.0%(前月比6.6ポイント増)でした。

新型コロナウイルス感染症拡大でコンテナ船のスケジュールに特に影響が出たのは2021年。発表されたレポートによれば定時到着遵守率は、2021年の状態を脱して2020年の水準に近づいていると分析されています。

定時到着遵守率が最も高かったのは、デンマークの海運会社マースク(Maersk)で56.4%。次はスイスの海運会社MSCで52.7%でした。

およそ2年ぶりに定時到着遵守率が50%を上回り、問題となっていた港湾の混雑が緩和されて、コンテナ船の運航が正常化に向かっているといえます。

グローバルスケジュール画像引用:Sea-Intelligence – Schedule reliability continues on its upwards trend

同様に、平均遅延日数(Average Delays for late Vessel Arrivals)も短縮されつつあります。

2022年10月の平均遅延日数は5.5日。前年同月は7.5日、2年前の2020年が4.93日であったため、遅延日数も2020年の水準に戻りつつあるといえるでしょう。

したがって、港湾の混雑やコンテナ船の遅延は今後も改善されると期待できます。

◆参考サイト(公式やメーカーサイト)

Sea-Intelligence – Schedule reliability continues on its upwards trend
https://www.sea-intelligence.com/press-room/176-schedule-reliability-continues-on-its-upwards-trend
コンテナ船社、10月定時率 50%超。港湾混雑緩和などで改善顕著|日本海事新聞 電子版
https://www.jmd.co.jp/article.php?no=282642

市況を計る目安の上海コンテナ運賃指数は急降下

港の混雑やコンテナ船の遅延問題は改善されつつありますが、市況が悪化しています。

コンテナ市況を表す上海コンテナ運賃指数(SCFI)が、12月2日の段階で1171.36ポイントを記録。昨年12月には4,550ポイント以上あったため、前年と比較すると半分以下。2年前の2020年12月でも2300ポイントほどであったため、急落しているといってよいでしょう。

指数低下の原因は需要の低迷です。特に欧米市場への物流量が減っています。指数の低下が1,000ポイントを割り込むと2017年、2018年と同水準となってしまい、景気後退が本格化する可能性が高いです。

■参考サイト(メディアやブログ記事)
海運業界に景気鈍化の波…コンテナ運送費11カ月間で82%急落 | Joongang Ilbo | 中央日報
https://japanese.joins.com/JArticle/298528
Shanghai Shipping Exchange
https://en.sse.net.cn/indices/scfinew.jsp
China-Global & Shanghai Export Container Freight Index | MacroMicro
https://en.macromicro.me/charts/947/commodity-ccfi-scfi

全米小売業協会も貨物量は減ると予測

12月7日、全米小売業協会(NRF)がグローバル・ポート・トラッカーレポートを発表。レポートのなかで、アメリカの主要な港のコンテナ量が大幅に減少すると予想されています。

2022年10月に200万TEU(1TEUは20フィートコンテナ1つに相当)の貨物量を記録。しかし、前年同月と比較すると10%減となっています。

11月、12月の正確な貨物量は報告されていないものの、11月は185万TEUになると見積もられ、続く12月は194万TEUになると予想されています。

全米小売業協会も貨物量は減ると予測

画像引用:NRF | Global Port Tracker

また、来年2023年1月の貨物量は197万TEUと予測されており、2022年1月と比較すると8.8%減少。続く2023年2月の貨物量は167万TEU(前年同月比20.9%減)、3月は191万TEU(18.6%減)、4月が195万TEU(13.8%減)と予想されています。

したがって、翌年4ヵ月間の貨物量は減少傾向が続くとされ、アメリカ国内需要の低下が深刻になれば、貨物量が予想より下回るかもしれません。

■参考サイト(メディアやブログ記事)

米主要港、10月の輸入コンテナ量は前月比1.3%減と3カ月連続で減少、全米小売業協会(米国) | ビジネス短信 ―ジェトロの海外ニュース – ジェトロ
https://www.jetro.go.jp/biznews/2022/12/fbc459dc05f68d9c.html

NRF | Imports Winding Down as Holiday Season Nears Finish Line
https://nrf.com/media-center/press-releases/imports-winding-down-holiday-season-nears-finish-line

船のスケジュールは通常に戻るも貨物量が減りつつある

調査会社シーインテリジェンス(Sea‑Intelligence)のレポートで、新型コロナウイルス感染症拡大で影響を受け、遅れがちになっていたコンテナ船のスケジュールが改善されつつあると分析されました。

しかし、海運コンテナの市況を表す上海コンテナ運賃指数(SCFI)が急落。また、全米小売業協会(NRF)のレポートでも、今後のコンテナ量は減ると予想されています。

したがって、コンテナ船の遅延が改善された頃には、景気後退が進んで世界規模で不景気になっている可能性があります。

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