羽毛布団の天日干し効果!時間や頻度とダニへの影響について

羽毛布団を天日干しする効果とは?

いくら便利な世の中になったとはいえ、カラッとした晴天には、羽毛布団を天日干ししたくなりますよね。

 

おひさまに当てた羽毛布団って、どうしてあんなにも気持ちが良いんでしょう…。

乾燥機を使っても良いですが、摩擦などで傷んでしまう事を考えると、そう頻繁にはできないもの。

羽毛布団は絶対天日干し派!という人も、たくさんいると思います。

 

羽毛布団の天日干しには、次のような効果があると言われています。

  • 紫外線による殺菌効果
  • 異臭の原因を除去
  • ふんわり感のUP!

 

紫外線による殺菌効果

天日干しをする事によって、羽毛布団が紫外線を浴び、殺菌効果が期待できます。

しかしながら、日陰になっている部分はその効果はないので、まんべんなく日光に当てる事が重要です。

裏返したり場所を移動させるなど、全体を日光に当てるようにすると、より効果的でしょう。

 

異臭の原因を除去

羽毛布団に残った湿気は、カビなどの菌の繁殖を促してしまいます。

菌の繁殖は異臭の原因に…。

早めに天日干しすれば、羽毛布団内の湿度が低くなり、菌の増殖を抑えられるでしょう。

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ふんわり感のUP!

長時間使用してペチャンコになってしまった羽毛布団が、天日干しをして湿気が無くなる事によってふんわり感がUPします。

でもふんわりさせたいからと言って、むやみに羽毛布団を叩く事はNG。

羽毛布団が傷んでしまい、逆効果なのです。

肌触りが良いと、気持ち良い睡眠にも繋がりますよね!

羽毛布団の天日干し!時間と頻度は?

  • 時間は1回につき1~2時間
  • 頻度は1ヶ月に2回

 

天日干しする適切な時間は、1~2時間程度です。

日光に当てすぎると、羽毛布団の中身や外側にダメージを与えてしまう事になるので、気をつけて下さい。

羽毛布団の場合、裏と表で1時間ずつがベストでしょう。

 

羽毛布団の天日干しの頻度は、1ヶ月に2回程度が適当です。

天候に左右されてしまうので、チャンスがあれば早めに干す事を心がけましょう。

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羽毛布団に効果的な天日干しの方法とコツ

  1. 干す時間帯は10時~14時くらい
  2. カバーやシーツは付けたまま干す
  3. 肌に触れる面から干す
  4. 1~2時間干したら、表面のチリを払って裏返す
  5. 裏面も1~2時間ほしたら、表面のホコリを払う
  6. 羽毛布団を取り込む

干す時間帯にも注意が必要。

天日干しするのは、なるべく乾燥した時間帯がベストです。

なので、午前10時頃から干し始めて、14時頃に取り込む感じのスケジュールが良いです。

カバーやシーツは付けたまま干す

カバーやシーツは、外さずに干します。

理由は、直射日光の紫外線による痛みや色あせを防ぐため。

紫外線によるダメージは、天日干しのデメリットの一つです。

肌に触れる面から干す

肌に触れる面には、汗の水分や皮脂などが付着しているので、先に長めに干します。

1~2時間干したら、チリやホコリを払って裏返す

表面のチリやホコリを、手で撫でるように払ってから裏返します。

布団たたきはNGです。

1時間程干したら、チリやホコリを払う

反対側も同様に、手で優しくホコリを払います。

羽毛布団を取り込んで掃除機をかける

羽毛布団を室内にとりこんだら、掃除機を掛けて、チリやホコリを吸い取ります。

布団に掃除機をかけるのは、生地が吸い込まれて難しいので、布団用ノズルがあればベストです。

一緒に天日干ししたカバーやシーツは、取り外して洗濯します。

布団たたきは、ダメ絶対!

羽毛布団を干す際に、布団たたきで叩く事も逆効果です。

羽毛布団を叩いた衝撃で、ダニの死骸やフンを更に細かくしてしまいます。

細かくなったものが羽毛布団の表面に出て来る事で、寝ている間に吸い込みやすくなってしまうのです。

ダニの死骸やフンを吸い込むだなんて、考えただけで鳥肌が立ってしまいますよね…。

天日干しでダニへの効果はあるのか?

 

羽毛布団は、手入れをせずに長い間使っていると、ダニの温床になってしまいます。

https://twitter.com/SoNaFn_1/status/1487205667392061441?ref_src=twsrc%5Etfw%7Ctwcamp%5Etweetembed%7Ctwterm%5E1487205667392061441%7Ctwgr%5E%7Ctwcon%5Es1_&ref_url=https%3A%2F%2Fycs.co.jp%2Ffuton%2Fbedding-sun-dried-time-frequency-tick%2F

 

ダニに刺されてしまうと、本当にかゆいようです。

実際に、羽毛布団に生息していたダニに刺されて、大変な思いをされたという方もいました。

ダニが羽毛布団に生息していると思うと、ゆっくりと眠る事もできませんよね。

それを防ぐために、羽毛布団の天日干しを!と考えている方もいると思います。

天日干しだけではダニは駆除できない

しかし、天日干しだけではダニを防ぐことはできません。

羽毛布団の天日干しって、昔からされていて、労力も必要なのに、ダニへの効果がないなんて。

どうしてなのでしょうか?

「熱でダニをやっつけようと思ったら、55℃以上の温度で30分以上加熱する必要があります。」

引用:東洋経済

 

天日干しでは、羽毛布団の内部まで55℃以上になる事は、まずありません。

表面だけが高温になったとしても、裏側の温度が低い部分にダニが逃げてしまうのです。

そのため、ダニが消滅する事は考えられないという事です。

羽毛布団を干すと、何となくスッキリとして、ダニもいなくなっているような気持ちになりますが、実は効果が薄いんですね。

ダニ撲滅が目的なら乾燥機&掃除機

ダニ撲滅を目的に羽毛布団を乾燥させる場合には、天日干しではなく乾燥機を使用すると良いでしょう。

自宅に無ければ、コインランドリーの乾燥機で。

そして、ダニの死骸やフンなどが残っていると、かゆみの原因にもなってしまいます。

羽毛布団を乾燥させた後に、掃除機を使って吸い取ると、皮膚のトラブルを抑える効果もあります。

羽毛布団をコインランドリーで乾燥のみの時間とダニへの効果について

天日干しにはデメリットもある

天日干しにも当然、デメリットはあります。

特に以下の2つは、実害に注意したいデメリットです。

  • 紫外線によるダメージ
  • 花粉やホコリなどの付着

紫外線によるダメージ

私は、ベランダで使っていた洗濯ばさみが、つまんだら壊れた経験があります。

寿命かな?と勝手に解釈していましたが、これは紫外線によってプラスチックが劣化して強度が無くなった事が原因だと、後で知りました。

また、黒いシャツをベランダに干しっぱなしにしていたら、あずき色っぽく変色してしまった、残念な経験もあります。

紫外線による変退色は一般に、本品素材でもあるレーヨン、また綿・麻などのセルロース系繊維製品に生じやすいが、繊維の種類に関わらず、毛・ポリエステル・ナイロン製品などにも生じる。

出典:日本繊維製品・クリーニング協議会

 

羽毛布団などの側生地も、素材によっては紫外線による損傷を受けます。

これも、天日干しの時間や頻度の理由の一つです。

参考資料:絹および綿の光による劣化

花粉やホコリなどの付着

屋外には、汚い物質も多く浮遊していて、ホコリ、排気ガス、黄砂、PM2.5、私が苦手な虫などが、天日干ししている羽毛布団に付着する可能性もあります。

 

これらは目に見えないので、付着の判断は難しいところ。

特にアレルギー体質の場合は、注意が必要ですね。

上記で、布団カバーやシーツを付けたまま天日干しする事を提案しているのは、これらデメリットを防止するためです。

 

これらデメリットや、天候に左右される事、ダニを撲滅させられない事などを考えると、天日干しするのが辛くなりますね。

学業、仕事、パート、育児、介護、等々で毎日が忙しいと、手間暇が掛かって緊急性のない「布団干し」や「布団の洗濯」は、ついつい後回し。

その結果、ダニやカビ、悪臭などに悩まされる事態に。

 

布団の宅配クリーニングは楽なんだろうけど、有料で数千円するし、家計の事を考えると贅沢に感じますね。

 

ですが、宅配クリーニングの利用には、大きなメリットがあるんですよ。

 

宅配クリーニング業者を利用する事は、企業における外部委託と同じこと。

外部委託とは、時間や労力が掛かる非効率な作業を専門業者に任せて、仕事を効率化させる手法です。

 

一年に一度、布団をクリーニングに出す事で、毎日忙しくても、布団の清潔レベルと快適な睡眠が保たれます。

 

また、布団の管理から開放される事で、時間と心に余裕も生まれます。

 

更に、自分でやると難しくて失敗しやすい、羽毛布団の洗濯失敗リスクも当然ありません。

 

その為の年間数千円の経費は、有意義な出費と言えます。

 

後は、布団の宅配クリーニングを、いかに賢く利用するか?ですね。

弊サイトでは特に『羽毛布団』に関して、宅配クリーニング業者のコスパを徹底比較しました。

 

その結果、羽毛布団の宅配クリーニングで最もコスパの良い業者は、クリーニングパンダでした。

クリーニングパンダ 公式HP

 

 

詳細な内容は、下の記事でご確認ください。

結局どこがお得なのか?が判ります。

宅配クリーニング16社で羽毛布団にとってのコスパを徹底比較

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